あの日、僕らの命はトイレットペーパーより軽かった。
タイトルが気になって見てしまいました。
太平洋戦争時、オーストラリアのカウラにあった捕虜収容施設。
そこには1000人あまりの日本人も収容されていました。
その事自体も、私知らなかったのですが、日本人捕虜による大脱走事件。
「カウラ事件」というのも今回初めて知りました。
231人の日本人と4人のオーストラリア人が亡くなっていたんですね。
捕虜収容施設というと、シベリアでの強制労働とか、映画で見る「戦場にかける橋」みたいに過酷な強制労働や虐待のイメージがありましたが、オーストラリアではジュネーブ条約が守られており、
捕虜たちの待遇はかなり良かったようです。捕虜たちは美味しい物を食べ、野球や、将棋、すもうなどを楽しんでいたようです。
ただ、当時の日本人兵士は、「捕虜になることは恥」ということを叩き込まれており、捕虜になる事がわかれば、日本にいる家族たちも村八分にされるため、国に帰る事も出来ず、またほかの戦地たちが過酷な戦場で戦っている事を思うと、カウルでの平和な生活に罪悪感を感じていたようです。
そして、捕虜施設の収容能力が定員オーバーしたため、捕虜を2つの場所に分けることになったのですが、上等兵と一般兵を別々にするということに、「上官と部下は一つの家族」という考えで、異を唱えた日本人たちが、大脱走をもちかけます。
脱走するか、上層部の意向を受け入れるか、それを決めるのにトイレットペーパーの紙で、多数決を取りました。
それはまさに、「生」と「死」の選択でした。
このドラマは、あの当時の日本人の考え方そのものの小泉孝太郎さん演じる健ちゃんと、現代人の考え方に近い大泉洋さん演じる次郎さんを軸に動いていきます。
現代人の目線からみると、なんでそんなバカなことしちゃうのよ!あと10日ほど待てば、日本の敗戦もわかって、日本に帰れたのにとか考えてしまいますが、その当時の日本人にとっては、健ちゃんの考え方は、仕方がないとは思う。
正義というものは曖昧なもので、時間や場所、立場によって簡単に覆されてしまう。
その時、何が一番正しいのか。
判断するのはとても難しい。
ただ、人に流されず、自分やいろんな物。
そしていろんな人を多角的に見つめる事。
そして、一方的な価値観を押し付けず、相手の立場や文化を理解する事。
とても大切なことなんだと思う。
ラストシーン。
手紙のシーンにボロ泣きでした。
こういう、過去からのラブレターって弱いんですよ。
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