![]() | コミック☆星新一午後の恐竜 星 新一、志村 貴子 他 (2003/06) 秋田書店 この商品の詳細を見る |
近くのヴィレバンで見つけて購入。
星新一のショートショートをいろんな漫画家さんがコミック化したもの。
中学一年生の時、友達が貸してくれた「未来イソップ」から星新一にはまりました。
星新一さんの作品はオチが読めない。
読み慣れてくると、オチをこちらで予想しながら読んでいくんだけど、みごとに外れる。
いい意味で裏切られるんですね。
お話作りの起承転結のいい勉強になったなあと思います。
星新一さんは小説を書く時、いろんな単語を書いた紙を机の上にならべ、ランダムに組み合わせてそのキーワードが出てくるお話を書いていったそうです。
まるで「らくごのご」みたいに。
思えば星新一さんの話は落語によくにている。
落語の中にもシュールでSF的なお話って結構あって「頭山」なんてもろ星新一っぽいなあなんて思う。
で、今回はじめてコミック化されたのを読んでみたのですが、
たしかにいい作家さんも描いていらっしゃるんですが、
何か違うんです。
なんか、こうピンとこない。
小説のもっている空気が出てこない。
なんでかなあと考えてみたんですが、感情的表情や台詞がなんだか違和感があるんです。
星新一の出てくる人物は、シニカルでどこか無機質。
名前もエヌ氏とかだし、表情が見えてこないんです。
どこか人物を俯瞰で見ているような目線なんですよね。
今回の作品の中では死神の話がよかったかなあ。
漫画家さんの個性も出てたし、締め方も良かったと思う。
恐竜の話とかもわりとよかったほうかなあ。
あとはちょっとね・・・。
松本大洋版の「おーいでてこい」は一度読みたいなあ。
「おーいでてこい」はいかりや長介主演の世にも奇妙な物語版はけっこうよかったからなあ。

